
12月中盤の練習
力強い手は、リラックスを阻害しない動きであり、相手のなかに力が浸透していくような感覚を持たせることができます。これは、呼吸の力を使うことで実現されます。呼吸をする際には、身体にテンションが入らないように気をつけることが重要です。
一方で、力んだ手は、自分の身体にテンションを生じさせて、自分に悪影響があることがあります。力んだ手は、肩や腕に力みが残ってしまう事が多いため、リラックスを阻害してしまいます。また、力んだ手は、呼吸が身体に通っていないため、力が相手に伝わりにくくなることがあります。そのため、力んだ手の状態は推奨されません。力んだ手では、相手に弾かれて力が相手に浸透しないことがあります。これは、力んだ手を使用する際に、肩や腕を張って動かすため、力が伝わりにくいためです。


どのポジションでも、手が効果的な力強さを発揮できるようにするためには、立ち位置、距離、角度を調整することが重要です。リラックスした状態を感じ取ることで調整ができます。立ち位置は、相手に対して適切な距離を保ち、角度は、相手を押したり引いたりするために有効な角度を保つことが大切です。
リラックスしたポジショニングとは、肩や腕をリラックスさせ、呼吸を快適にすることで、身体をリラックスさせることを意味します。これにより、力強い手を使用するために必要な呼吸が通る身体なります。

また、相手との距離や角度を意識し、適切な距離や角度を保つことが大切です。距離が近すぎると、相手を押したり引いたりするために力を入れすぎてしまい、リラックスできません。距離が遠すぎると、姿勢制御に力んでしまうため、力強い手を使用することができません。
そのポジションから、力強い手で相手に作用できるか、やりにくい苦手な角度でもリラックスしていられるかも考えることが重要です。やりにくい角度でも、リラックスした状態であれば、力強い手を使用することができます。